1997 年 1 月 1 日、オーストリアにある 2 ヶ所の重要な場所がユネスコの世界遺産リストに登録されました。ザルツブルク旧市街とシェーンブルン宮殿です。世界的に認定された文化遺産と自然遺産を保護するため、1972 年にユネスコの枠組み内で、長年にわたって 143 ヶ国が加盟してきた協定が合意に達しました。
1993 年になってオーストリアがようやく承認した世界遺産会議では、国際的な国家共同体の支援を得て文化遺産および自然記念物を保護し、脅威にさらされた際には有効な救済措置を講じることが求められています。自然がもたらしてきた、あるいは数千年にわたって人間が作り出してきた数々の異常な所産は、再び消滅しつつあります。その原因は時として自然の猛威によるものでしたが、多くは未来の世代から豊かな自然や独自の文化遺産を奪ってきた人間の破壊的な野心によって引き起こされたものです。
現時点で、世界遺産のリストには地球上の 124 ヶ国にある 700 以上の場所が登録されています。リストに掲載されているということは、文化遺産 1 つ 1 つにとって保護価値が高いことを意味します。それは「Monumenta semper sunt servanda (世界の文化遺産と自然遺産)」を保存しなければならないという信念によるものです。ザルツブルクという街にとって、世界遺産に指定されたことは高い栄誉であり、歴史的都市に関する一貫した保存政策を行ってきたことが証明されたものと言えます。